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2010年02月08日

私の油断〜その6

2009年11月9日(月)午後1時。

父の心臓カテーテルの手術が始まりました。

廊下で待つのは当然私一人です。

「手術時間は3時間ほどで終了します。」

医師からそう言われ、

私は売店で雑誌を買い廊下のベンチで読みふける事に・・・。



しかし、父は自分がどのような手術を

されるのかを全く理解しないままの手術です。


手術される医師も普通の患者以上に

神経を使うのではないでしょうか?



普通、病気と言うのは病人本人の病気と

闘う気持ちが大切になります。


その気持ち次第で病状が大きく左右される事もあります。

それが何も分からない状態での手術は

父の今後の人生にどのように影響するのか?


この手術は個人的にも興味深い出来事でした。


実際、父と私と物事の考え方が

全く正反対の部分があります。



特に、医師や薬物に関する考え方がそうです。


父は、何かと不安になると薬に頼りたくなります。

それもロクに知識を持たないままやたらと

飲みまくるのです。

そして医師の考えも絶対的なものと信じ込み、

病気の事を伝えられても自分自身で

その病気の事を調べようとしません。



でも私は全く逆で、

薬に関しても副作用の怖さをまず頭に置き、

そこから様々な情報を得るようにしています。


母も私と全く同じ考えで、

がんの手術を受けた後も

抗ガン剤の副作用にさらされるよりも

自然な死を選びたいと言い、

抗ガン剤の使用を拒否して天国へ旅立ちました。


ですから母への闘病の対処は私は充分理解出来たのです。


しかし父の病院への掛かり方や薬への考え方は、

私がどのように接していけば良いのか?

いろいろと考えさせられる重要なテーマでもあるのです。


父はある意味、薬物依存の傾向があります。

病院から処方される薬は毎回出掛けていると、

自然とダブって処方されて自宅に残る分が

出て来る事がありますが、

それを父はまるで宝物のように大切に取っておきます。


そう。子供が買ってもらったおもちゃを

自分の引き出しにこっそりとしまうように・・・。


そして医師の指示を無視して夜中にこっそり飲んだりします。


この時の入院を機に、

私は父の所有していた飲み薬を

全て没収し廃棄処分しましたが、

それでもこの記事を書いている最中にも、


「あの薬が欲しい。どこにやったんだ?」

と言い出します。

普段の日付や曜日は忘れるのに、

以前から飲んでいた薬の名前は絶対に

忘れない事からもその執着心の強さがうかがえ知れます。



ほぼ予定通りに手術が終わり、

医師から手術中の様子を録画した

パソコンで見せてもらい、

無事終了したを伝えられました。


「やっと終わったか。」

これで少しは呼吸も楽なるんだろうな。

私自身も楽に感じた瞬間でした。

             次に続く







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posted by Ryunosuke at 21:58| Comment(0) | 入院 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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